プチ親不孝に慣れる

2,3日前、「ペコロスの母に会いに行く」っていう本の作者、岡野雄一さんの話をネットの記事で読みました。

詳しい内容は忘れたけれど、介護は「プチ親不幸」でやっていくのがいいっていう話だったと思います。一生懸命過ぎるとくたびれちゃって続かないから、ほどほどに手抜きで行くのがいいんだって。
確かにね、頑張ったらどこまでも果てしないから、どこかで区切らないことにはどうしようもないんだなと悟ってきたこの頃です。

というのは、どこまでも頑張っていた昨年暮れ、以前からだんだん悪化してきていた手のしびれは痛みがでて生活に支障があるくらい深刻になっていたのに、母がグループホームに入り、ほんの少しまともに睡眠がとれるようになったら、嘘のようによくなったからです。

限界だったなぁと今になって思います。その頃はいっぱいいっぱいで必死だったけれど。

グループホームに行くと、やっぱりかわいそうになって「もういい、連れて帰ろう!」と思いたくなっちゃう。
でも連れて帰ってみたところで、私一人で母を24時間十分に看ることはできないことはつくづくわかってるし、かわいそうでもあきらめるしかないんだろうな。

・・・なんて思いながらも、明日はちゃんと面会に行って、こうしようか?ああしようか?なんて考えていたら・・・ん??
何ということでしょう!突然、歯の詰め物が取れてきちゃった!
明日は、面会より先に歯医者さんだわ!

親孝行最優先!とはなかなかいかない現実が、次から次にあるものです。
プチ親不孝で仕方ないんだと割り切らないと、人生はやっていけないのが現実なのかもしれません。