母が入っているのはグループホーム。
グループホームは認知症って診断されていないと入れないらしいので、周りの人はみんな認知症って診断されていると思います。
でも実際のところ、周りの人たちは、母とは根本的に違う気がするんです。
それは「認知機能がけっこうしっかりしてる」ってこと。
体全体の機能が衰えてるからぼ~っとしてる部分はあるけれど、母みたいに根本的に脳の機能がおかしいのとはどうも違うと思うんです。
歳をとったら体の機能も衰えて、身体の一部である脳の機能も衰えるから認知機能は落ちる。そうすると認知症って診断される。それは間違ってない。
でもそうじゃなくて、身体はまだ元気なのに脳の認知機能だけがおかしくなった場合、それは病気じゃないのかな?老化による認知機能の衰えとは別のものだと思います。
脳の疾患なら、それらしい治療や対応が必要なはず。
でも老人に認知機能の疾患があると、すべて「老化だから」って扱われて終わり。
元気なのに、介護施設のユニットに入れられて出られないのは「なんだかなぁ・・・」って思わずにはいられない。
でも、元気な認知症の人を元気に活動させてくれる施設なんて、そうそうないですもん。
父が老健に入っていた頃、面会に行くたびに母は「格子なき牢獄よね、私はぜったい入りたくないな」と言っていましたが、今はその中の人になっちゃって・・・
これが日本の老後かな?私も将来はこうなるのかな?なんて思うと、なんだか先々暗いです。