数カ月前、母の様子がおかしくなり、もうろう状態で食事もろくにとらず弱ってきてしまったときから、「これは何かがおかしい!」と、思いはじめました。
何かがおかしいと思った理由は3つ。
1.父が以前、まったく同じような様子になったこと。(そして胃ろうへの道をたどることになりました)
2.病院に行って血圧を測ったときに、異常に低かったこと(高血圧と言われて薬をのんでいます)
3.突然、多重人格のように別人キャラになってしまったこと。
病院では「脱水症状」と言われ、数日間、点滴の日々になりましたが、このままじゃまずいと思った私は、特濃プリンやトマト寒天なんかを作って食べさせたり、わらにもすがる思いでフェルラ酸サプリを飲ませたりしました。
それが功を奏したのか、点滴が効いたのかはわからないけれど、3日ほどでけろっと回復し、もとの母にもどってくれて安心しました。
そしてしばらくの間は「先生の言うとおり脱水症状だったのね!」と納得し、水分補給には、すっごく神経を遣っていました。
ところが、どんなに気をつけていても定期的にもうろう状態はやってきて、傾眠・嗜眠、別人格が登場します。
困り果てた末、わらにもすがって「コウノメソッド実践医」の先生に診てもらうことにしました。
そして、今までのお薬を見直して変更してから約1ヶ月、正直なところ、状態はよくもあり悪くもありで、どう評価したらいいのかわからない感じです。
よい点は・・・少なくとももうろう状態になって食事もしない、なんてことはなく、寝る時間は多いけれど、おきて食事はちゃんとできて、食欲も旺盛です。命に関わるような心配をしなくていいのは何より大きいと思います。
ひどい便秘で大変だったのが、わりと普通になりました。頻尿も以前に比べれば改善しています。
でも、記憶とか理解とか認知能力の低下といった中核症状は明らかに進みました。もしかしたらアリセプトやメマリーを減らしたから?と思ったりもするけれど、減らしてからもうろうが起こらなくなったことを考えれば、これが傾眠・嗜眠の大きな原因だったのかもしれません。
認知症改善に効果があるのだとしても、命に関わる危機状態をもたらしかねないものであるとすれば、どうなんでしょうね~?悩むところだと思います。