介護殺人と睡眠不足

前にちょっと目にして気になっていたニュースがありました。
2015年12月7日の毎日新聞の記事で「介護殺人:疲れ果て不眠、加害者の半数」というものです。

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介護に限らず、人が追い詰められる原因の大きなものは「睡眠不足」とそこから来る「疲れ」じゃないかと思います。

わかっているから、睡眠は大事!と思う。

でも、現実に私、今とっても睡眠不足・・・
わかっているのになぜそうなるか??

認知症の母は、起きている間はとにかく放っておくことができません。着替え、食事、歯磨き、洗顔、一人ではどれもちゃんとできなくなってきているので、付き添わなくてはならないのです。
合間をぬって食事の支度をして片付けて、洗濯して掃除して、自分のことは後回し。退屈だと不機嫌になっちゃうので、お茶して話し相手になったり、運動のため散歩に連れて行ったりもする。そのまた合間に、施設にいる父を見舞いに行く。

そんなこんなで夜になり、やっと母が眠ってくれたら、さぁお買い物タイムです!
昼間、買い物に行こうとすると母も一緒に行きたがるので連れて行くけれど、それでは用が足せないので、母が寝てから改めて出かけます。帰ってきてからようやくほっとして自分の時間が持てる。でもほっとして数時間があっという間に過ぎ、さあ寝ようかなぁと思った深夜になると、母が起き出してきたりして、あぁ眠れませ~ん・・・となったりします。

そんな日々が続くと、睡眠は多くて5時間、少ないときは3時間くらいになります。
思考力も判断力も低下します。
もう少しうまくやって、明日からは早く寝よう!
ああすれば、こうすればできるはず・・・と思うのだけれど、なかなかうまくいかず毎日が過ぎてしまい、あぁ今日も寝不足・・・

そんな一昨日、つい母と言い争ってしまいました。
来週のショートステイに「どうして行かなくちゃいけないの?」と繰り返し繰り返し聞かれ続けて、つい切れてしまいました。
あぁ反省・・・
心に余裕を持つためにも、休養は大事と思います。
でも、休めない・・・同じように悩む人は多いんじゃないのかな?

どうしたら改善できるんでしょう?
もう少し考えてみたいと思います。
続きは次回に!