歳をとっても自由に生きたい・・・とは言ってもね~

認知症の高齢男性が電車にはねられ、家族が損害賠償を請求されていた裁判は、結局、最高裁で家族に責任はなしという判決となりました。この判決にほっとした人は多いのではないでしょうか。今までの判決のままだとしたら「高齢者は危ないから閉じこめて管理」という世の中になってしまいそうですもん。

とは言っても、ひとりで何をしでかすかわからなくなったとき、どうしたらいいのかは悩みますよね。
「ひとりでも大丈夫だから、泊まりになんて(ショートステイのことです)行きたくない!」
「どうして行かなくちゃいけないの?ひとりでうちにいちゃいけないの?」
と母は言うし、気持ちはよ~くわかります。でも、もう今や心配すぎて、ひとりで置いてはおけません。

今日のお昼ごはんのとき、焼き芋があったので食べました。
アルミホイルに巻いて焼いたやつを切って食べて、最後の一切れ・・・

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「お母さん、これ食べる?」と聞くと、なんだか怪訝な顔をしています。
しばしあたりを見回してから、むいた焼き芋の皮を発見して、
「あぁ、これ焼き芋だったのね!なんだか変なものがあると思ったら~、皮でわかったわぁ」
だそうでした。

つい5分ほど前に食べた、焼き芋の完全形はもう記憶にないみたいです。

また別のとき
「牛乳飲む?」ときいたら「いらない」と言うので、わきに置いておいたまま食事してました。
そして豚肉いためを指差して、「これも食べましょ」と言ったら、
「これが牛乳なの?」だって。
「ちがうよ~、これは豚肉。牛乳はこっちよ」というと、
「へぇ、これが牛乳って言うものかと思った!」だそうです。

念のため言っておくと、こういうことはいつでもと言うわけではなくて、「時々」です。でも問題なのは、「時々」が、いつどんなことで現れるかわからないこと。そんなときに対応できなくて困ったことになったりすることなんです。