遠距離介護の先のこと

160221keitai

携帯電話で連絡ができなくなったら、一人暮らしはもう無理・・・と決めていました。

電話がきたなぁと思ってでると、向こう側で「こうかしら、へんねぇ、もしもし」と声がするのに、聞こえていない様子。いったい何をやってるのかしら?
そしてこちらから電話しても応答なし。

そんなことが多くなり、どうしたものかと思っていた頃、母が体調を崩し、「ひとりはもう無理」と判断しました。

とはいっても、じゃぁどうするか?
体調を崩したのは、食事や生活管理がちゃんとできていなかったからで、じきよくなりました。
そうなると、認知症で生活全般ひとりではやっていけないけれど体は元気・・・という高齢者はどうしたらいいんでしょう?
これが、どうにも適当な答えがないんですよね。

まずはじめに、急に介護が必要になって困ったとき、ショートステイを利用したいと思っても、多くの施設は2ヶ月前の予約で、急な利用は難しいのが現状です。

そして、長期的に施設利用を考えたとしても、特養は要介護3以上じゃないと申し込みすらできません。(母は要介護2だけど、3になるのは難しそう)グループホームはそもそも数が少ないし、在住の市町村以外には申し込めません。有料老人ホームは値段が高いので、父が既に入っているわが家では、母もというのは経済的にちょっと無理・・・
じゃぁとりあえず同居するか?・・・と思っても、これまたスペース的にも家族の事情からもちょっと無理。

というわけで、諸般の事情を全部考えた結果「当分、単身赴任するしかないね」ということになり、今、単身赴任介護の状態です。

でも、そうやって2ヶ月。ちょっと限界を感じつつあります。
この先どうしたらいいものか。悩んでいるところです。