「老後の生活に1億円かかる!」は、ありえること

160320yokin

今朝のニュースで目にとまった「老後生活に1億円かかる!」は本当か?という見出し。

読んでみたら結局、そういう説に乗せられて心配になり、安易に金融商品に手を出してはいけないよ、ということだったのですが、具体例としてこんなことが挙げられていました。

  • サラリーマン夫婦二人の場合の平均的な受給額は約22万円、筆者さんはその程度で十分足りている。
  • サラリーマンで定年まで勤めた人であれば平均寿命まで受給できる公的年金の額はおよそ6000万円、さらに退職金や企業年金等での上乗せもあるから、1億円かかるとしても7~8割はそこで賄える。
  • 自分のもらえる年金や退職金の額を知り、自分の生活スタイルを考え、足りなければ備えるというのが順序。

でもねぇ、今時の世の中には、この例のような終身勤続サラリーマンにあてはまらない人も山ほどいると思うし、いったん要介護になれば、この前提はあっけなく崩れて、蓄えもぐんぐん減っていくことになるのは、自分の親を見ていてつくづくと感じます。

うちの親も平均的に20数万の年金ですが、父の施設と母の介護費用を加えた生活費は、年金額をはるかに超えるようになりました。年金でやっていけるのは、元気なうちの話です。足りない分は貯金等の蓄えを切り崩すしかないので、2人分なら1億円はそれほどありえない額ではないかもしれません。

じゃぁ、足りない分はどうするの?・・・という話ですが、うちの親たちの場合について、また続きを書きます。