ショートステイ拒否の解消策

ショートステイ拒否を少しでも何とかしたいと思って考えた苦肉の策の「ボード作戦」。
どんなものかと思っていたのですが、想像以上の効果だったようです。

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当日の朝、最近めっきり昼夜逆転傾向のため、起きたと思ったらまた寝てしまい、とてもショートステイに出かける雰囲気ではありません。
案の定、ショートステイの話を持ち出したとたん、またまたベッドに立てこもってしまいました。

でも、そこで引き下がっているわけには行きません。
だって、このまま何もかも拒否のままだと、私の生活も父の介護も、そして結局は母の生活も行き詰ってしまいます。行き着く果ては介護心中・・・なんてことがまんざら冗談でもない気がしてきます。

そんな行く末を避けるために、もうどう拒否されても行かなくては!と決心し、例のボードを持って、
「さぁ、お出かけよ~」
と、母がわけもわからず楽しいお出かけかと思ってる間に出かけました。

ショートステイ先に着くと
「ここはなんなの?お断りです!」
と、口では言っていた母ですが、促されるままに車を下り、職員さんに歓迎されるとすたすた入っていきました。
私も一緒に部屋まで行き、職員さんにボードのことを話してセッティングしてから、母を残して帰りました。

その後・・・
今までだと、1時間おき位に電話がかかってきて「変なところにいるの!帰らなくちゃ」なんていうことを言っていたのが、今回は1度の電話もありませんでした。

5日後・・・迎えに行くと、ご機嫌も上々でいい感じ。今回は不安なく過ごせたようです。
状況説明のボード作戦は、成功だったみたい・・・
それにしても、当然といえばそうなんだけれど、おかしな行動にも理由があるし、心を理解しなくちゃならないのね~とつくづく思いました。